激短編

□Sweet Lovely
 -番外編-
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 「うんっ!やっぱり…似合う♪」


 俺は、ちょっとした成り行きで…メイド服を着せられベッドの上にいる。


 そんな、こっ恥ずかしい格好を似合うだの可愛いだの、訳の分からん事を言う。


 しかも、さっき愛しい人から、愛の告白を受けてしまって、俺の頭ん中はエッチモードに切り替わっていると言うのに…ハッキリ言ってこんな茶番などさっさと飛ばかして挿入したい所なんだが、まだそんな雰囲気にさせてくれない。


 おまけに頭にはカチューシャを着けられ、色んな角度から写真を撮られる始末。


 そして、今は俺の体に触れるか触れないかのソフトなタッチで、全身を這わせてくるモンだから、妙に興奮してくる。


 触るんならガッシリ触る!

 触んないなら触んない!

 どっちか白黒つけてくれないと…


 俺・・


 マジ、ヤバイって・・


 息子が元気になり始めてんだから…


 キラの手がその場所を触りかけた…その時、シンはビクンと反応を示してしまう。…が素通りされて装飾の方に移動していく。


 …っつか、スルーですか?


 「あのぅ…、キ…キラさん?」


 「ん…?」


 「今…」


 俺の元気になってるモノに触ったっしょ?


 「なに?」

 …じゃなくてっっ


 「さっき…お、俺の…っ//」


 「ねぇ…シンくん、このフリル…ボクが選んだんだよっ。綺麗に仕上がってるって思わない?」

 はあ?そこですか?


 絶対!有り得ねぇって!

 男なら誰しもが分かるだろっ!

 こんなにも…


 盛り上がってんの見たら…っつか、さっき触ったよな?普通に触ったよな?なのに、ソコを無視してそんなコメントって有り得ないでしょーが!


 こ、この人…


 この状況で、この状態を持って…尚、無自覚で居続けられるんですか?


 キラの手はフリルを辿り、シンの言葉に遮られるものの、後ろの方に移動していく。


 ペラっとスカートを捲られ、尻の辺りに手が触れた瞬間、熱い吐息が漏れてしまう。


 「はぁ…っ」

 だからっ!マズイって!


 「このペチコート可愛いっ」


 双丘の合間を抜け太ももに触れる。そのまま前に移動した手は、手の甲にシンの自身につんと当たった。


 「はぁ…っく」


 下着を自分のもので濡らしていくのが分かり、恥ずかしくて堪らないのに、またもや通り過ぎる。


 足に力が入らなくなり、キラの腕を挟みこむ形でズズズと下がっていく。

 仰向けに反りながら下がりきった時、キラの膝上に座る格好となった。


 「シン…くん?」


 横から不思議そうな顔をしたキラが覗き込む。


 「……っく」

 何とでも言って下さいよっ!

 どーせ俺は、ビンビンに感じてますから…

 今のあなたの言葉が俺を煽るんですから…と思った矢先、


 「ボクの手、挟んでる」


 ・・・・///


 それ…、新手の技ですか?

 知ってやってんならソレ、何プレーですか?


 ああああっっ!!!!!

 もうっ!ムリムリムリ…

 無理ですから・・


 シンは腰を少し浮かせ、挟んでるキラの腕を除けた後、そのまま自分の自身へと持っていく。


 「責任取って下さいよっ!こんなに…なっちまったんですから」


 「ぅわ〜っ!すごいっ!なにこれ?なんで?」


 なんで?…じゃねーだろっ!


 「ヌルヌルしてるねっ!」


 はいはい…、そーですよっ!これも全部あなたの所為なんですからねっ!


 「この服…そんなに感じるの?」

 だあぁぁぁぁっ!!

 何なんですか?アンタは?


 ただのアホですか?


 俺は、そんなすっ呆けたキラさんを、泣かせたい衝動に駆られ、俺の中に巣食ってる悪魔どもが呼び起こされる。


 股を左右に大きく開け、下着の中へキラの手を潜り込ませる…と同時にシンの手もキラのハーフパンツの中へ進入し、更にトランクスを掻き分け、生の自身を思いっきり握り締めてやる。


 背中越しビクンと震えたのが伝わり、シンも反撃に転じた。


 「あれれっ?キラさん…何で、こんなに硬くなってんですかぁ?おっかしぃーのっ」

 「…ぅっ…」


 キラの頭がシンの肩に垂れたのを、ニヤッと笑みを零し更に、煽る。


 「ほらっ!手を休めないで下さい。ちゃんと動かしてくださいよっ!」


 キラの亀頭に親指を立て、人差し指で裏側を擦ると、ジワジワ中から液が溢れ始める。


 「んふっっ…」


 肩に垂れている頭が上がり、耳元で甘い息を吐かれると、シンはそれだけでもイってしまいそうになる。


 互いが互いの愛しいものを愛撫する。


 自分が感じるだけではなく、相手に感じてもらいたいから…


 相手が気持ちよくなって欲しいから…
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