Cafe BEasT BOOK
□マシュマロのような愛を
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マシュマロのような愛を
朝、けたたましい時計の音により目が覚める。
寝ぼけ眼のままかもいに頭をぶつけて、いつも通り一人分の朝食を用意する。
向いの席にはクッキーの缶。
日々少しづつ減ってた中身も、そろそろ底をつきそうだ。
まぁ、お客さんが貢いでくれてるのがあといくつか残ってるから、心配はしない。
紅茶を淹れて、7時の時報。
がちゃりと鍵を回す音とともに、まことが来た。
けど。
なにかいつもと様子が違う。
「おはよう。」
「あ、おはよ」
う、という前に、腰のあたりに衝撃が走る。
「えぇっ!なに!」
なんとまことが俺の腰にとびついているではないか。
どういうことこれ。