BL小説

□胸中
2ページ/9ページ



「うわあぁぁ…!」
そう叫びながらベッドから飛び起きた。
苦しくて、肩で息をする。
胸が、痛い。
冷たい汗が全身に流れている。
闇の中で視界が滲んでいる。目を拭うと涙で濡れた。
(また……か…)
これで何度目だろう。
最近は毎夜、夢にうなされる。
気持ちの悪い寝汗から逃がれるため、ベッドを出る。
仲間にバレないように。



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ