BASARA

□SS
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《黒歴史ofM》

(※黒歴史ofTの続き)


…ほう、貴様か。
して、首尾はどうであった?
ふっ、そうであろう。
あやつの嫌がる様が目に浮かぶわ。
何…?長曾我部が我のことを申しておっただと…?
ふん、我にあの男のような弱味などあるはずもなかろう。
なっ、中学二年生の時の話だと!?
やめろその話を口に出すでない!!うぐぅっ…頭、頭が痛む!!ええい、我はもう全てを忘れたのだ!!
我の中学校生活において、二年という学年は存在せぬ!!
英語部などという部活は存在しなかったし、顧問も外国人などではない!!
サンデー…?
なぜあやつがその名を知っておるのだ!!
は…学校で知らない人間はいなかったと言っていただと!?
う、嘘だ!!そのような嘘が我に通じるとでも思っているのか長曾我部!!
…歌だと?な、何のことだかさっぱりわからぬな。

!?

ご近所中に聞こえていたとはどういうことだ!!
なっ、家の中に居ても聞こえていた…!?
それは長曾我部の空耳であろう!!そうに決まっておる!!我を動揺させて楽しもうという卑怯な魂胆なのだろうがそうは行かぬ!!



ザービザビザビザビザビザビザー?

ッ!!やめろ、貴様のせいで頭の中にあの頃の記憶が蘇ってきたではないか!!
我はもう二度と向こうの世界には戻らぬ!!
長曾我部め、下衆な真似をしおって…!!
…は?この写真が何だというのだ?
なっ、これは…!!
違う、我の顔がこのような笑顔を形作ったことは一度たりともない!!
大方あの男がパソコンで合成したのであろう!!
は?これは卒業アルバムに載ってたやつだから疑ってたら本人に確認させてやれと言われただと?
違うそんなはずはない!!
くっ、あの男め、もう許さぬ!!
今度という今度こそ完全に叩きのめしてくれるわ!!
長曾我部よ、首を洗って待っているがよい!!







‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

自分の事は棚に上げて憤る毛利。
この二人はご近所さんという設定で。
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