X-エックス-

□好きなもの
1ページ/4ページ



*バビロンネタ含みます





夕飯の買い物の帰り道。


商店街を、昴流と二人並んで歩きながら、私はいつも通りの弾丸トークを繰り広げていた。



昴流は聞き上手で、いつも私のくだらない話を楽しそうに聞いてくれているのだが、さっきからどうも様子がおかしい。





「でね、それでね……」

「うん」

「昴流?」

「うん」

「すば………?」


さすがに気になって昴流の方をみると、昴流はあるチラシの一点をじっとみていた。


さっきスーパーでもらったばかりの広告。


そこには、
"子犬の里親募集"


と大きく書いてあった。



.

次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ