文(ハガレン)

□彼らの理由
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「前から聞きたかったけど、なんで逃げるの?兄さん。」

「お前と追いかけっこしてたいから。」

「それだけかよ!兄さんにとってはセックスってスポーツ感覚なんでしょ、相手選んでないじゃない。ならいいじゃん!」

「選んでるって。あまりに弱そうなヤツは勝負にならないからな。」

「だからなんでそう勝負感覚なわけ。ハートの問題だってば、したら深い繋がりに変わるんだよ。だからするんだ。したいしたーい!」

「どう変わるっていうんだ?変わったこと無いぞ。」

「変わるよ、ボクとすれば。」

「そうは思わないけど、お前にとってはそうらしいからしないんだよ。」

「・・・新しい意見だ。」

「だからさ、今オレは幸せの絶頂なんだよ。今のオレとお前がな。お前にとって何かが変わったら、こういうじゃれあいが出来なくなるかもしれないだろ。」

「じゃあ、ボクがスポーツ感覚って思えたらしていいわけ?」

「むしろしたい。」

「そう・・・わかった。トラップは続けるよ。一日も早くボクとして、その感覚絶対変えさせる。手段は選ばない。後悔もさせないから覚悟しろよ!」

「・・・お前のそういう顔見ると、変わるって意味を想像したくなる・・・少しな。」




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情緒過発達なのか未発達なのか不明な兄、安定したリビドーハイテンションを維持し続ける弟。 なんかいろいろ話してるけど、こいつらずっと熱烈ハグ状態だから!

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