08/05の日記
23:16
課題SS女子会
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綱吉×京子、綱吉×ハル、綱吉→雲雀プラトニック
「行ってらっしゃい、あなた。」
玄関まで送りに来た京子は、綱吉にジャケットを着せながら微笑んだ。
「あぁ。今日はハルの所に泊まるから。」
「はい。ハルちゃんによろしく伝えてね。」
何人かいる固定の愛人の中でも、ハルの所は居心地が良かった。
「行って来るよ、京。」
アタッシュケースを持って京子の頬に軽く唇を当てると、綱吉は自宅を後にした。
「ツナさんは一途ですよね。」
夜も更けて、今日も一日血生臭かった、と強い酒片手にソファに長くなっていると傍らにハルがチーズの盛り合わせを持って腰掛けた。
「そうだよ。ハル、お前だけだ。」
横の女の肩を抱く綱吉の仕草はまるで自然だ。
「違いますよーだ。きょーさん大好きなくせに。」
その手に自分の手を重ねながら、大事な奥さんの事、あんな風に呼んで、とハルが眉を寄せる。
「ツナさんは悪い子です。」
ほう、と綱吉が面白そうに片眉を上げた。
「あんなにいっぱい愛人さんいて」
「気に入ったらすぐまた増やして。」
「選ぶのも必ず何かしら、きょーさん繋がりですもんね。」
ばれていた。
この女の賢さが、綱吉は好きだった。
少したじろぐ位、自分を分かってくれる賢さが。
「ハル、お前意地悪になったなぁ。」
「早く押し倒しちゃえば良いんです。」
ハルにしてはちょっと驚く大胆な発言だ。
「おっ・・・!無茶言うなよ。あの人すげー強いんだぜ。」
それに、嫌われたくないし。
「ビビりなのは変わりませんね。きょーさんは、ツナさんの事結構好きなのに。」
「んな訳無いよ・・・。」
だって、いつも、とぐずぐず言うのはとても風格漂うボンゴレ10代目とは見えない。
この人は、こんなウィークポイントを抱えたままこんな長い年月を重ねて来たのだ。
「意気地無し。」
長い年月で、拒否されても意に解さず欲しい物は力で手に入れるような男に成長したくせに。
「きょーさんは、嫌いな人が会いに来たら会いませんよ。」
誰でも分かるそんな事まで分からない程の純愛なのだ、この人の恋は。
「そう・・・かな?」
途端にそわそわ体を動かすのが伝わってくる。
本当に、可愛い、男。
「そう言われると頑張れる気がしてきた。オレやるよ。明日は花でもプレゼントしてみる。」
「はひ!は、花ですか。」
自分にも花を贈られた事などなかったのに、よりによってあの人に花か。
「赤い花が似合うよ、きっと。」
「そう・・・かもしれませんね。」
想像しているのだろう、うっとりしている綱吉は、どこかズレている。
「ありがとうハル。でもさ、」
なんでこんな事教えてくれるの?
「わかりませんか?ツナさんに恩を売って離れられなくするためですよー。」
うっそつけよ!
お前はそんなヤツじゃないじゃん。
「ツナさんてホント、相手のも自分のも、人の気持ち考えないんだから。」
なのに分かってくれる、ツナさんが大好きですよ。
ハルは、子供の様に口を尖らせる男の腕を抱き締めた。
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高速運転してたらネタがメモじゃおさまらなくなった。
自分課題その1、苦手なキャラのみでお話でした。
女の子は好きなんだけど動かしにくい。
これまた需要のなさそうな話に(笑)
でも甘甘純愛ストーリーなの!(主張)
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