「トリック・オア・トリート、お菓子頂戴w」
「ははは…仕方無いなぁ##NAME1##さんはぁ///」
小悪魔の格好をした##NAME1##に
次々お菓子をねだられ強奪されていく
男達…
「流石…としか言えないな…」
「まぁ…アクセルも負けてないけどね…」
今日は10/31。
ハロウィン。
岩男大学の行事としての
ハロウィンパーティに参加した俺達は、
知り合いのレッドさんの息子のアクセルのお守りをまかされ、
普段はあまり参加しない
学園行事に顔をだしたのだが…
「理事も何を考えているんだ…
ただの仮装パーティにしか見えん…」
「…同感だ…」
吸血鬼に扮したゼロがぼやいた通り
神話や物語にでてくる怪物などの仮装をした生徒達が
それぞれお喋りしたり
用意されたスウィーツに舌鼓をうっている
冒頭にあった通り##NAME1##とアクセルは
生徒達からお菓子を奪いとっている。
「エックスー、ゼロー。」
南瓜型のバッグをお菓子でいっぱいにした
##NAME1##が俺達の所に
いつの間にか合流した魔法使いなアクセルの手を引きながら
近よってきた。
「ふふ〜ゼロ〜、
トリック・オア・トリート♪
お菓子頂戴♪」
「無い、と言ったらどうする?」
「じゃあその紙袋は何だよゼロ!!」
アクセルはゼロが手に持っている
会場に入る直前に渡された小さな紙袋を指差しむくれた。
「チッ…仕方ない、ほら。」
アクセルにはゼリービーンズ
##NAME1##にはチョコレートクッキーが渡された
「やったぁ!」
「ありがと、ゼロ♪
じゃあ、もう少し向こうに行…きゃ!」
立ち去ろうとする##NAME1##の腕を即座に掴み##NAME1##の顎を掴んだゼロは
本物の吸血鬼男爵も真っ青な艶のある笑顔でささやく
「折角だから俺からも言わせてもらう
Trick or Treat。」
抜けがけされた様な気がする、
と言うより顔が近くて今にも距離が無くなりそうだ。
「え〜…お菓子もう少ないのにぃ…」
しかし天然な##NAME1##に色気は通じなく
ぼやきながらも##NAME1##はゼロにジンジャークッキーを渡した
「ずるいよずるいよ!
ゼロだけずるい!
トリックオアトリート!
##NAME1##、お菓子ちょーだい!」
アクセルも負けじとゼロを突き飛ばし
自身の若さと可愛さをフル活用して
##NAME1##にお菓子をねだる
「アッ君は仕様がないなぁ〜♪
はい、どうぞ!」
「やったぁ!」
アクセルはペロペロキャンディーをもらい笑顔で##NAME1##に抱きついた
「でも…僕##NAME1##に悪戯したかったのに…」
と聞こえたが
俺の気のせいだろう…うん。
俺は俺に言いきかせた
すると##NAME1##が俺の方に近づいて来た
そして目の前に来ると俺に抱きつく
「エックスー♪お菓子〜♪」
「わわっ///##NAME1##!
あげるから離れてくれっ//」
狼狽した俺は紙袋からキャラメルを取り
##NAME1##の口に入れた
「ん〜♪おいし〜w」
「で、俺には?」
「え〜…うん…今あげるね」
ちゅっw
Z&A「「(゚Д゚#)!?」」
X「(//△//)!?!?」
いきなり##NAME1##が俺に
キ キスを…
「私のキャラメルあげる!
じゃ、私またねだりにいってくるね!」
彼女の言葉で気付いたが
確かに俺の口の中には彼女の口の中に入っているはずだった
ほんのり柔かく温かいキャラメルがあった
『「私の」って…結局俺のじゃないか…』
「「(゚□゚)」」
ファーストキスはキャラメル味
(初めてのキスはとても甘ったるかった…)
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