BASARA小説

□―甘いキモチ―
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ガタンッ…


バレンタインは好きだけど苦手だ…。

政宗は下駄箱に入っているチョコをみてそう思った。

「貰うなら好きな奴から貰いてぇよ…」

政宗はチョコを鞄に流し入れ上靴を履いた。

すると後ろからあいつがやってきた。


『政宗殿!おはようござまいまする!!』

政宗は幸村にあった視線を外し、顔を軽く隠した。

俺が返事をしないのが不安なのか幸村は 俺をしたから覗き込んだ。


上目使い…

そんなことでドキドキしてしまう自分。

「おはよう…真田ッ…」

俺はそういって急いで教室へと駆け込んだ。

わかんねぇ…―。
真田を見るとどうも、自分が自分じゃなくなっちまう。

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