BASARA小説

□架奏乱武
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『あ、やっと起きたの?』

カーテンがヒラッと舞い上がり木の上に猿飛佐助がいた。


「ッ―…いてぇ…。小十郎…一体何があったんだ…?」


小十郎は俺の顔を見てすぐに下を向いて、ゆっくり口を開いた。


『政宗様は…屋上から落ちたのです…。』


屋上…!?

「な…なんで…だ?」


『それは俺様が説明する』

木の上にいた猿飛がこちらに降りて来て、俺の横に立った。


『伊達の旦那は…旦那を助けたというか…、いきなり現れたやつに旦那の大切な
六紋銭を奪われて、伊達の旦那がそれを取り返そうとして…』

俺が…、六紋銭のために飛び降りたってことか…?

Sit…待てよ。

そしたら…あいつは


「幸村は…どこにいるんだ?」

震えながら…自分を責めてるんじゃ…

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