poem

□スキ。キライ、キライ
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いつものカフェ、いつもの席

座って 窓を見ると愛しい君の姿があった。


君も僕に気付いたのか、店に入ってきて

頬を赤く染めながら 「お久しぶりです!先輩」と言ったから

その姿が余りにも可愛くて 僕は笑いながら

『久しぶりだね』


と言ったんだ。

きみはホッとして笑って
「何してたんですか?」

と聞いてきた。

『勉強。試験近いんだ』


まさか 夏休み中に君に会えるとは思わなくて

卒業した学校のジャージを着てる君を見て 部活かな

なんて 考えてしまう。

そうすると色々出てきてしまって


初めて会った日のこと

部活での君

放課後 話したこと


そんなちっぽけなことが 一つ一つ脳裏に出てきた。


君に会っただけで 抱き締めたくなってしまうくらい…

好きになっていたんだ。


でも、もう君には恋人がいるんだろう?

だから… いい加減俺も諦めなきゃね。


本当は 君と一緒に帰って

デートして

強く抱き締めて

キスして…


そんなことがしたかった。

君の傍にいるのは 俺が良かった。

今も昔もこれからも。


でもバイバイ。

俺も新しい恋をするよ。

俺の初めて好きになった人が君で良かった


ありがとう

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