アークティック校編
□序章
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それは、いつもの夢
深い、深い
゛闇 ゛
でも、その中に光がある
いつもそこで目が覚める
「………またか」
上半身を起こして辺りを見回す
もう朝である
「ふぅ……起きるか」
今日は大切な日だ
早めに目が覚めて良かった
「楽しみだな」
誰にともなくそう呟いた
『アラタ様、ずいぶん楽しそうですね』
カードの精霊である、マスター・オブ・ザ・ブラックマジシャンが声をかけてきた
「ふふ、楽しみだよ私達ほど強い奴がいるかも知れないだろ?」
『楽しみねぇ、まぁ僕達ほど強い奴っていないと思うけど』
憎まれ口をたたいて出てきたのは、絶対神フィリオス
「フィリオスやマスターを楽しませてくれる相手がいると思う」
これは私の予感だ
二人はそれを聞き何を言わずに姿を消した
「さて、行くか」
デッキを持ち行こうとしたときだった
深く暗い ゛声 ゛が聞こえた
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