アークティック校編
□第1話
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狭間の中からでた私は倒れていた
「私は……」
家の玄関先にいたのに、今は全然違う場所
「なるほど」
先ほどいた狭間は消えたのか、だから元の場所へは戻れない
「さて、どうしよかな」
辺りを見回して確認してみる、ここは時計台みたいだ
「試験会場の場所って何処なんだ?」
そんなとき
翡翠の瞳を持つ人を見つけた
「あの制服は…」
そう翡翠の瞳を持つ人はアークティック校の制服を身に付けていた
私は迷わず、その人に声をかけた
「そこの君」
その人は振り向いて言った
「オレのこと呼んだか?」
「あぁ、君はアークティック校の人だよね?」
「あぁって言っても中等部から今年高等部に上がったんだけどな」
ニッコリと笑って言った
「そうか、君はアークティック校の試験会場を知っているか?」
「あぁ、今からオレも向かうところだ」
その人に私は微笑んで聞いた
「お願いなのだが、試験会場まで一緒にさせてもらってもいいだろうか?」
「あぁ良いぜ!とっ言っても、オレさ今迷子中なんだ」
私はこいつのその一言に固まった
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