男愛部屋
□pushy
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ア「ティム-??」
何故か朝からティムが見つからない。
いつも一緒にいるから居ないとおかしい。
ア「どこに居るんだろ…」
かれこれ探しはじめてから1時間は経っている。
ア「どうしよう…」
何気なく前を見るとふよふよと飛んでる黄色いゴ-レムが見えた。
ア「ティム!!」
やっと見つけた、とホッとした顔をするアレンに対し、
ティムキャンピ-は全く反対の顔をした。
ティ「(Σギクッ)」
ア「??」
ティ「(スイ〜)」
ア「あっ!! ティム?!;」
何故かアレンの姿を見ると逆方向に逃げるティム。
ア「〜〜…?;」
何がなんだか分からないアレンは、
なんで逃げるんだよ、と付け足してとりあえず追い掛ける。
ア「ティム〜?? 待ってよ…」
呆れながらティムを見るアレン。
そんなアレンを気にする様子もなくティムは進んでいく。
ア「あれ? ティム、こっちは修練場…」
「バッ、また戻ってきたのかよ?!」
ア「!!」
ティムが見えなくなると聞こえた声。
喧嘩仲間の神田の声だった。
ア「Σ… ;」
見つかったらまた喧嘩になるんだろうな、
と気まずく思いながら柱の陰に隠れた。
ユ「モヤシんとこ戻れッつっただろ??」
普段の口調とは違う神田の口調に少しばかり胸が高鳴った。
そう神田が言うと、ティムの小さな手がアレンの居る柱の後ろを指す。
ア「(わッ !!馬鹿ティム !!;)」
ユ「…モヤシ ??」
「(なんかやっぱり違う…)」
いつもと違う神田の様子に少し動揺した。
ア「も、モヤシじゃないですバ神田」
一応いつもの通りに返す。
ユ「なに隠れてんだ?」
ア「か、隠れてませんよ!」
ユ「ふーん…あ、馬鹿、ティム !!;」
ア「あ !! ティム !?;」
ユ「バッ…!!! 俺のゴ-レム食うな!!」
ア「ティム!!?ペ-してっ!!?;」
ユ「……は?ペ-??!;」
ア「すみません神田ッッ;」
ユ「や…」
ア「ゴ-レム壊れてたらどうしよう?!
ティムお願い吐き出して!!」
半ば半泣きでティムに訴える。
ユ「おい…」
ア「神田も何か言ってくださいよ!!」
ユ「ティム返せ」
ア「僕がこんなに言ってるのにそれだけじゃ無理に決まって・・・」
そう言うと同時に、ティムは神田のゴーレムを吐きだした。
ア「えぇっ!!!?」
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