APH
□お泊まり会
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「グスッ…妹子の馬鹿。」
「も〜いい加減泣き止んで下さいよ。」
僕たちは今日太子の家でお泊まり会をしていた。
僕は初めて太子の家に泊まることになって結構テンションがあがっていた。
太子も、嬉しそうにして笑っていた。
けれど、今になってこの事態だ。
いつもサボっているために溜まってしまう太子の仕事は何故かいつも僕のところにまわってくる。
自分の仕事に加えて、太子の仕事もしていた僕は今日のお泊まり会のために昨日、溜まっていた仕事を全て終わらせた。
そのため寝不足で、できるだけ早く寝たいのが現状だ。
…なのに、
『なぁなぁ、妹子〜』
『ふわぁ…はい、なんですか太子?』
『せっかくだから一緒に寝てくれないか?』
『ぶっ!!?』
い、一緒に寝てくれだと!?
ふざけんな!
あんたみたいな可愛い人が隣にいた状態でぐーすか寝てられるほど僕は人間できてないんだよ!//
と一緒に寝ることを拒否したら太子は泣き出してしまい冒頭に至る。
「グス…妹子のアホ」
「あなたに言われたくありません」
「ヒドっ!」
太子は一向に泣き止もうとしない。
…かれこれこんな言い合いを結構続けているので僕の眠気は限界まできていた。
「ふ、ふわぁ…」
「!妹子、こんな状態の恋人を置いて寝る気か!?」
「ね、寝ませんよ…」
…でも、もう限界だな;
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