日和

□素直な体
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パタンと扉を閉めたと同時に体を布団に押し倒された。
下が布団だったとはいえ押し倒されたときの衝撃はそのまま体に痛みとなってあらわれ、妹子の顔を苦痛に歪ませた。

「ぃ、た…!太子…んっ!」
早急に唇を合わせ、息が出来なくなるほどの濃厚なキスに妹子はついていくだけで必死だった。
奥のほうで縮こまったままの妹子の舌を自身の舌で激しく絡めとる。

「ふ、ん…!んんっぁ…。」
最初は太子にやられているだけだった妹子もそのうち負けじと自分から積極的に舌を動かしはじめた。

「はっ…ごめん妹子、我慢できない…っ。」

妹子がキスに夢中になっている間に妹子の両腕を頭上でまとめて押さえ付け、上ジャージのファスナーを下までさげた。
キスだけで赤く染まってしまった頬を優しく撫で、首筋に移動。それだけでビクッと体を跳ねさせ、舌をするっと引き抜くと物欲しそうな顔を向けてきた。
「ぁ…っ。」
「は…そんな顔しなくてももっと良くしてあげるから。」
首筋に顔を寄せ白い肌に吸い付き赤い痕を残す。
妹子はちくりとした痛みに少し顔をしかめたが、すぐに快楽にのまれていった。
「は…っぁ、ゃ…!」

胸の突起を摘まんだり、指の腹でぐりぐりと押し潰したりするとぷくりと立ち上がった。
それを口に含み、舌の上で転がしてみたり吸ったりしていると、妹子は嫌々という風に頭を左右に振り乱した。
「ぁ…っ、やぁぁ…っ!ダ、メっ!」
「何がダメなの?妹子こんなに悦んでるくせに。」

突起から口を離すと、そこはテラテラと光っていてなんとも卑猥な光景だった。
「んんっ…太、子ぃ…っ。」「んー?なぁに、妹子。」

先程から足を擦り合わせて物足りなさそうな顔をしているから、妹子が何を訴えているのかとっくにわかっているがわざと分からないフリをする。
案の定妹子はくしゃりと泣きそうな顔になり何かを言いたそうに口を開閉させる。
「どうしたの妹子、自分で言わないとわからないぞ?」
妹子は赤かった顔をさらに赤くさせ、悔しそうに眉をひそめた。

「…わ、…て…。」
「ん?なに?」
「っ…僕…の、さわってくだ…さい…!」
「…っ…良くできました。」
下ジャージと下着を同時におろし外気に触れた妹子の自身はふるりと震えた。

「えっ、ぁ…!太子…!?」
妹子の細い足を大きく広げさせる。
「っ!ゃ…太子、イヤです…ぁっ!」
閉じようとするのでそれを体で割って許さない。

付け根の部分を舌先でなぞるようにすると閉じようとする足の力は一気に弱くなり、先端からはとめどなくカウパーが溢れ出した。

「んあぁ…っ、あ…ん、ぅぅ…!」
「妹子すごいね、…溜まってた?」
「は…っ、違…っあ、!」

裏筋から舌を這わせ、先端までくるとぐりぐりと差し込むようにして愛撫する。「あ、あっ、やぁ…!ん…ふっ…!」
くちゅくちゅと部屋に響く水音。それは妹子の聴覚をも犯し、妹子の理性をも剥ぎ取っていった。

太子は舐めるだけではなくパクりと妹子の自身を口内に収め、舌を這わせ、吸った。

「!…っんぁっ!?ぁ、ま…てっ、あぁ…!」

妹子の静止の声も聞かずさらに激しい愛撫に移る太子に、妹子はこの快楽を少しでも和らげようとシーツを握りしめた。




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