カフェオレ
□カフェオレ〜その3〜
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そのままスタジオに行くと
輝たちが、輪になって話していた。
輝「それがな、めっちゃいい匂いやねん。店の雰囲気もいいし。あれは久しぶりのオススメやわ!」
宏宜「なんの話し?」
輝「お〜宏宜。あんなめっちゃ良い店見つけたんや。」
宏宜「なんの?」
伸也「珈琲ショップやて。1人で入りにくいから、一緒に行こうって、さっきからうるさいねん(--;)」
輝「いやあ、なんかレトロな感じがいいんよね〜。でも、常連ばっかりな感じするから、1人やとちょっとなあ」
宏宜「どこなん?」
輝「うちから歩いていけんねん。ほらあの角曲がった先やけど、しらん?」
宏宜《ちょっとまて。それてのりさんの店ちゃうんか…》
輝「宏宜でもええわ、いこうや。」
宏宜「え?い、いや俺コーヒー飲めへんし。」
輝「つまらんなあ〜。敬多〜珈琲飲みに行かへん〜↑(^^ )♪」
宏宜《あんまり、見つけられたくなかったなあ。秘密の場所にしたかったのに…。》
そのあとリハーサルも始まり、店の話は流れた。
次の日
輝の話が気になり、外から店を覗いてみたが
輝の姿はなかった。
なんとなくホッとして
ドアを開けた。
宏宜「こんにちは」
のり「いらっしゃい(^O^)」
―僕は、この笑顔にいつも癒されてる。
のり「はい、カフェオレ。それからね、今回クッキーじゃなくて、スコーンにしてみたの。どう?」
宏宜「へ〜。あっ、美味しい(^-^)」
のり「ほんと?良かった〜。」
チリンチリン
店のドアがあいた。
宏宜「あっ(゜゜;)」
輝「宏宜が見えたから、入ってきた(^O^)」
のり「お知り合い?」
宏宜「仕事仲間で…」
輝「なんや宏宜、珈琲飲めへんとか言うてたのに、ちゃっかりいるやん。」
のり「こんにちは。珈琲でいいですか?」
輝「はい、お願いします。」
珈琲の香りが、店の中を漂う。
輝「ん〜。やっぱりいい匂いやなあ。」
宏宜《あ〜、俺の大事な時間が(>_<)》
のり「お待たせしました。」
輝「ありがとうございます。ん〜美味しい〜(≧∇≦)」
のり「珈琲好きなんですね。」
輝「はい(^O^)。やっぱり美味しいです。前から、気になってたんですけど、なかなか入れなくて。でも今日は知り合いが居るの見つけて、すぐ入ってきました!」
のり「宏宜くんとは、お知り合いなんだ。」
輝「え?宏宜の名前知ってるってことは、宏宜今日が初めてやないんですね」
のり「ん(^^)うちのお得意様なの。」
宏宜《輝、しょうもないこと喋るなよ(-"-;)》
輝「へ〜。常連なんや(¬з¬)」
のり「あっ、スコーンいかがですか?」
輝「食べます!」
宏宜《今日はあかんな。これじゃゆっくりできひん。明日からくるなよ、輝(--;)》
輝《なんや宏宜…へんやで〜》
宏宜「さて、輝行こか。そろそろ時間や」
―早々に店を出た。
少し、憂鬱だった。