小説2
□逢いたい
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木の葉の舞うこの里の アンタと歩いたこの道を歩く。
俺のいつもの散歩道。
アンタが好きだと笑ったこの景色を、今は ひとり 歩いていた。
風が吹く度考えるんだ。
本当は まだどこかにいるんじゃないかって。
ガキみたいにアンタを探して、冷静な頭が「そんな筈ねぇだろ」って笑うんだ。
忘れないよ
アンタと笑った毎日も、
くだらない内容でケンカした事も、
アンタは今も 心にいるから。
『ありがとう』も、『ごめんなさい』も、まだ全然伝えきれていないけど。
ただ、たった一言。
たった一言、アンタに伝えられるなら。
「大好き だよ、バカアスマ」
最後まで言えなかったこの想いが、どうかアンタに届きますように。
もしも願いが叶うのなら
どんな願いを叶えますか
僕は迷わず答えるだろう
もう一度……、
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ゆずの『逢いたい』から作ってみましたが やっちゃった感が溢れ出てます
読んでいただきありがとうございました!