小説2

□逢いたい
2ページ/2ページ




木の葉の舞うこの里の アンタと歩いたこの道を歩く。

俺のいつもの散歩道。

アンタが好きだと笑ったこの景色を、今は ひとり 歩いていた。


風が吹く度考えるんだ。

本当は まだどこかにいるんじゃないかって。

ガキみたいにアンタを探して、冷静な頭が「そんな筈ねぇだろ」って笑うんだ。



忘れないよ

アンタと笑った毎日も、
くだらない内容でケンカした事も、

アンタは今も 心にいるから。


『ありがとう』も、『ごめんなさい』も、まだ全然伝えきれていないけど。

ただ、たった一言。

たった一言、アンタに伝えられるなら。




「大好き だよ、バカアスマ」




最後まで言えなかったこの想いが、どうかアンタに届きますように。


もしも願いが叶うのなら


どんな願いを叶えますか


僕は迷わず答えるだろう


もう一度……、










-------------------------
ゆずの『逢いたい』から作ってみましたが やっちゃった感が溢れ出てます


読んでいただきありがとうございました!
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ