poem -memorys-

□殻
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自分を守る方法
自分を大切にする術
どうしてか 私には貫けない
自分を認めること
自分を褒めること
私の中には存在していない
何かが違うと言葉にしても
本当の相違に気づけない
君と
僕と
見つめる場所は違うのに
どうしてか僕等は
互いの想いで測ろうとしてしまうのだから…
いい加減に気づくはずだ
僕が求めているものと
君が求めているものが
互いに 相手を苦しめるということに

何を大切にするんだろう
僕等はたくさんのものを見落としてきた気がする
そしていま抱えているもの
本当に大切なのはどっちだっただろうか
どうしても君を許せないのは
僕には君のしたいことがわかること
僕はそれを知りながら
それができない自分を責めながらも
覚悟して 君を棄てている
精一杯ぶつかっていく僕を
君は受け止めずに そして自分の想いは僕にぶつける
僕はそんな君に何度伝えただろうか
もう僕はなす術がない
水が涙となって 僕の器から零れた…

 

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