poem -memorys-

□ヒトリゴト
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夜空の星が、ひとつひとつと消えていく
確かにそこにいるはずなのに
私に光を見せようとはしない
ひとつ、ひとつ
辺りは暗くなっていく
街灯も、月明かりもないこの地の真ん中で
どこに私の路はあるんだろう
私はいま本当に存在しているの?
目を閉じた闇の世界と
私の外の世界が つながっていく
それは恐怖なのだろうか
それとも安堵なのだろうか

ふいに消えた地面
墜ちる身体
その行く先すら私は知らない
何も無い、ただの無の空間なのか
柔らかな雲なのか
コンクリートなのか
迎えているのは死なのか、生なのか
私は何も知らない
だけど私は墜ちていく
もう ここにはいられないから

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