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□十六話…遠野からの文(ふみ)
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-翌日-
12月26日
修業式の日。
何時もと変わりないリクオ。
だが、少し楽しみ。そんな目をしていた。
学校に行って
挨拶を交わす。
そして宿題、通知表を貰った。
通知表を貰い
「わぁー!!」
「ぎゃー!!」
「よっしゃー!」
等と様々な悲鳴を聞いたり喜びの声も聞いた。
リクオが成績より気になったのは
『欠席数』
だった。
妖怪とし覚醒をしてから
戦いで負傷をし学校を度々休んでいた。
『無欠席無遅刻』
リクオが心がけえいたのもう
叶わなかった。
だが、戦いのたびに成長し、強くなる。
『捨てる神あれば拾う神あり』
リクオの場合は
『無欠席』を捨て、『強さ』を得た。
そんな感じだった。
そうなれば
『欠席』しても良い、と思え、微笑んだ。
自分が休んだ数は自分が強く、覚悟を代償として思えば・・・・・と。
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続く