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□つららの誕生日
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1月11日はつららの誕生日だ。

本家ではつららに内緒で誕生会を開く事にした。

つららは朝からリクオと共に出かけていてそれを知らない。
勿論リクオは知っている。
この企画を考えたのはリクオ本人だからだ。

「つらら何処に行きたい?」

「雑貨屋さん、ですかね」

リクオの質問に答え、リクオはつららの手をとり雑貨屋まで走った。
「リクオ様!?あの、手を離して下さい!私の手冷たいですからっ!!今冬なんですよ!?」
抵抗したがリクオは
「嫌だそれにつららは冷たく無い温かい」
即答で、しかも言葉に力がある
雑貨屋に着くとリクオは止まり、つららを見た。
「僕はお前と手を繋ぎたいから繋いでるんだお前は嫌か?」
真剣な眼差しで言われた。」つららは首を横に振り
「私も繋ぎたいです、でも雪女の体温はとても低いですよ、寒いですし、冷たいです私はリクオ様に寒い思いはさせたくないです」

つららは思ってる事を吐き出した。リクオは

「寒くないし冷たく無い僕は大丈夫だから、心配しないで?」
優しい言葉を言う。つららはそれがとても心に染めた。
温かな言葉。とても嬉しかったから。
「ほら、入ろう?」
リクオは再びつららの手をとり、店の中に入った。
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