SHORT
□おはよう
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朝、リクオを起こしに氷麗リクオの部屋にと足を運ぶ。
何時もの習慣だ。
氷麗がリクオの部屋に着くと障子の外からリクオに声を掛ける。
「リクオ様、お時間です」
声を掛けるが返答がない。
まだ、寝てるのだろうか。と思い
「失礼します」
リクオの部屋にと入る。
リクオに近付くと微かに聞こえる寝息。
幸せそうに寝ている主。
起こそうと思っても起こしにくい。
だが、此処は…起こすしか無い。
リクオには学校に行かなきゃ行けないのだから。
「リクオ様起きて下さい。学校に行く時間ですよー?」
軽く揺さぶるがリクオは全く反応しなかった。
氷麗は諦めず布団を剥ごうと布団に手を掛けた時。
ぐいっ