SHORT

□隠した思い
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「リクオ様!」
と及川さんが私の幼なじみのリクオ君を呼んだ。リクオ君は
「氷麗、学校ではそれは駄目だろ?家で呼んで」
と言った。
学校では駄目?
家で呼んで?
何言ってんの?
しかも及川さんは慌てて
「すみませんリクオ君」
と謝った。リクオ君は
「気お付けてよね」
と及川さんに言った。それは、とても優しい口調、表情だった私が見てるリクオ君だけど何が違う…違和感がある。及川さんと一緒にいるリクオ君が、
私はどうしてリクオ君が気になるの?妖怪の主も気になる…。私はリクオ君の何を知ってるだろ?
誕生日?
家の場所?
そんなの、誰でも知ってるじゃない。
妖怪の主だって、名前も知らなきゃ家だって知らない
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