SHORT

□この、思い・・・
1ページ/4ページ

「優未!」
と廊下から聞こえる、カナの声。
優未は
「カナ!どうかしたの?」
の答えた。
優未はカナと仲が良い友達。
清十字団には入っていない。
カナは
「いや、特に用は無いんだ。」
「え?」
と何か用事があるのか、
と思っていたため聞き返した。カナは
「でもさっきからリクオ君見てるよね?」
と笑った。優未は顔を赤くした。
その時だった――――――――。
「あれ?カナちゃん、星野さん?」
とリクオが二人を見つけて名前を発した。
カナは
「あ、リクオ君!まだやってたの?」
と言った。リクオは
「え・・・まぁね。でも、もう終わったよ」
と返した。リクオは自分が妖怪だとばれない為に
良い奴
として朝〜放課後、まで雑用をしていた。
カナは
「それさ、そろそろ辞めない?最近忙しそうだし」
と言う。リクオは
「確かにそうだけど。ね、星野さんはどう思う?」
と優未に尋ねた。優未は
「え・・・!?奴良君が好きな方で良いじゃない?(だってそうしたら話すきっかけ無くなっちゃうじゃない!出来れば辞めないで欲しい)でも、もう中3だし・・・進路とかあるじゃん?」
と思っている事と違う事を言った。リクオは暫く考え込んで言った。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ