SHORT
□ケガの功名?
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「つららー!」
と奴良組若頭リクオの声が奴良組の廊下に響く。つららは
「あ、はい!後もう少しで準備が出来ますから!!もうしばらく、待ってて下さいっ!」
と準備しながら答えた。リクオは
「何で昨日の内にしないのさ!遅刻するんだけど?」
文句を言うがリクオはちゃんとつららを待っている。つららは
「え!?置いて行かないで下さいっ!昨日は化猫屋に行って・・・」
「あー呑み過ぎてたもんね、で転んで足を捻った・・・」
リクオは自分で言っていたはずが次の言葉が出なかった。リクオは
さっきとは違って慌てるような声で
「って捻った足!大丈夫なのか!?」
と心配する声が飛んで来た。つららは一瞬肩をビクッと動いたが
「大丈夫ですよ!あ、お待たせ致しました!学校行きましょ!若が遅刻してしまいます!」
とつららは無理矢理話を進め
「行ってきまーす」
とつららの声が響いた。リクオは
「行って来ますっ!ってつらら!?足!!」
と言いながら登校した。