LONG

□三話…お昼
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リクオと氷麗が屋上に着いた。氷麗は
「リクオ様♪」
とリクオに言ってお弁当を渡した。リクオは
「何時もありがとう」
と言って受け取った。氷麗は
「お礼を言われる程では有りませんよ!でも秋からは寒くなりますし、リクオ様には温かいお弁当を食べて欲しいです」
と申し訳なさそう表情と声だった。リクオは
「大丈夫だよ。凍っているけど美味しいし、何より氷麗が作っただからな。」
と氷麗の頭に手を乗っけてリクオは氷麗に
「ありがとう」
とお礼をした。氷麗は
「誉めてるんですよね?ありがとうございます!」
と笑顔で言ってリクオは弁当を食べ始めた。

(凍っている?食べて欲しい?及川さんって本当に不思議だな、でもそれはリクオ君も一緒だ。及川さんに“リクオ様"とか“若"とか言われてたまに注意はするけど、不思議な発言をするし、何よりあの二人の関係が気になる…)
と後を着けてきたカナはそう思った。
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