LONG
□十六話…遠野からの文(ふみ)
1ページ/3ページ
冬休みの前日。
リクオに一通の文が届いた。
『12月27日に奴良組に行く』
短い内容。
「明後日じゃん…」
つまりこの日はクリスマス。
明日が修業式・・・・。
冬休みに入り直ぐに遠野勢が
来る――――――――。
そう言う事だったのだ。
リクオは直ぐに文の内容を本家の者に
知らせ、さまざまな反応が見られた。
リクオも久々に彼らに会えるのが嬉しい。
また修業が出来るし、稽古を付けられる。
何より、『仲間』に会えるのが嬉しいのだ。
初めて遠野に来たリクオを皆
『客人』とし接ていた。彼らもそうだったが
終いには『仲間』として接してした。
『仲間』として共に京都に行き、戦った。
『仲間』として認めて貰った彼らには
リクオは感謝をしている。