SHORT
□告白…?
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つらら視点 リク←つら
リクオ樣が誰かに呼出され若から
‟校門で待っていて!”
そう言われたから門に行く途中偶然聞こえて
しまった。
『奴良君が…好きです!』
告白…!?リクオ様はなんて答えるのかしら?
でも女の声は聞こえたけど、リクオ様の声はよく聞こえない…
でも一つだけ聞こえた…
『ごめんなさい』
そこから先は聞かないで、校門に急いだ。
もし、“カナちゃんが好きだから”
なんて言ったら私は立ち直れない…
こんな気持ちを主に抱くなんて…
ダメなのに…
ダメって知っているはずなのに…
どうしても止められない…
若のそばに…未来永劫ずっと居たい…
わがままな考え。
でも、もし若の隣に私以外の女がいたら…
考えたくないけど…あり得る話だから。
それでも逃げないで、気持ちを抑えて…
若に使えお守りする…。
それが、本来の
“主と側近” “主と下僕”
の関係なのだから。
私はリクオ様の笑顔をずっと守って
行きたい…!
それが…覚悟だと思うから…