SHORT

□犬神の復活と恋心
2ページ/8ページ

犬神は敵をあっという間に打ち黙ってその場を去った。

カナが泣き止むと氷麗はカナの背中を摩って
「もう大丈夫ですよ、恐くありませよ家長さん」
まるで幼子を慰めるように優しく問い掛ける
泣いて体温が高くなり、氷麗の体温が心地好い
そのせいか、カナは泣き疲れ寝入ってしまった
「ありがとうーーー」と呟いてーーーー
「・・・氷麗カナちゃんを」
「・・・はい。お願いします」
女子である氷麗はいくら妖怪といったって同じぐらいの体型の人を抱えられない本望ではないが、カナを抱けるのは男子であるリクオ
「よっと。悪いけど鞄持ってくれるか?」
「はい。それぐらいは。」
氷麗に自分とカナの分の鞄を持って貰い、リクオはカナを抱っこした型となった

それからカナの家に行き、カナを親御さんに渡し二人は一礼してカナの家を去った
それから直ぐにリクオは妖怪となり、二人分の鞄を肩に軽々と乗せ、氷麗をお姫様抱っこをし屋根を伝って帰宅した
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ