SHORT
□いつまでも・・・
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行く場所は決まっていて、少し遠出をするが
そっちに着くのが良い時間帯で
学生が学校に行ってない、
とはだれもが思わない。
「楽しみですね♪」
リクオを見ながら話掛ける。
リクオは
「つららが楽しみなら、嬉しいよ」
微笑んで答えた。つららは
「ですが、何で今日は学校に行かれないのですか?」
尋ねた。リクオは
「今日は11月22日。詳しい事は首無に聞いて。
でも、遊園地なんて久々」
「私は初めてですっ。でもリクオ様って中学3年生。世界では『受験生』って言われてるですよ?」
「あのさ、今日くらい学校の話しないでよ。
それに進学する気は無い。今は奴良組を考えなきゃいけないだから。たださえ、奴良組は僕の中では
『2番目』
に大切なんだから」
そう答えた。
今では土地神も減り、弱体化をしている。
前と比べれば、そこまで弱いわけでもない。
「『2番目』ですか?『1番目』は何ですか?(まさか、人間、とか?)」
つららは不安を持ちつつ聞いた。リクオは
決まってるじゃん、
と言ってつららを見つめ
「お前、だ」
真顔で言った。つららは
「え・・・?」
予想とは全く違っていて、かすりもしない程違う事だった為、反応が遅かった。