麦わら一味A
□食い込む
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「むぎこ‐!!しっかり引っ張れぇえっ!!」
『うっうん…ι』
「何やってんだ!!しっかり足開いて踏ん張れよ!!」
『やってるよぉぅ…///ι』
只今 サニー号は巨大なサイクロンに遭遇中
マストを畳む為に こうして頑張っている麦わら一味
だが 一人何だか様子が おかしいクルーが一人
むぎこだ
先ほどから執拗にスカートを懸命に下へと引っ張ったり お尻を抑えるような仕草をしたりと せわしない
「何やってんだって言ってんだよ!!いいかぁっ!こうして足を開くんだ!!」
反対側にいたルフィが 見かねたのか駆け足でむぎこの傍に来て むぎこの足元にしゃがみ 足首をもって無理矢理広げる
『わわっ…待って///!!? んんっ!!』
「あ!あんのクソゴム!!いいマウントポジションとりやがって!!」
サンジが目に炎を揺らめかせ全速力で駆け寄る
『ルフィ…辞めてっ///』
「あ?お前な‐人のアドバイスは聞くもんだぞ?」
「おい!こっちは終わったぞ…って お前らは何やってんだ?」
『ゾロ…』
ずぶ濡れになりながらも作業を終えたゾロが言う
そして目の前の二人は…
顔を赤くしながら ずぶ濡れでマストの縄を両手で握り締め足は大股開き
その足元には しゃがみこみむぎこの足首を掴むルフィ
ゾロが呆れるのも分かる
「ゾロ手伝え!むぎこが やる気出さなくてよぉ」
『違うよ!!やる気出さないんじゃなくてっ…』
むぎこが言い終わらない内にゾロが そして駆け寄ってきたサンジがむぎこの後ろに回った
「ほら むぎこいくぞ」
『やだっ…』
「嫌だってなんだよ!俺達の船が壊れちまうだろうが!」
『でも…あのっ…』
「むぎこちゃん 俺が来たから もう安心だぜ?」
『違うのっ…ちょっと待って…』
意気込む三人に反してむぎこの顔の熱は 益々上がる一方だ