†本棚†

□Jealousy
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言い争う二人に水を差す様に声を掛けて来たのは赤毛の少年、ラビだった。

「今日も相変わらず仲いいさねぇ〜」

「テメェの目は節穴か?

「何処が仲良さそうに見えるんです?ラビ

「………いや、あの…すいません俺の見間違いでした…;」

「チッ」

舌打ちすると神田は椅子から立ち上がりそのまま食堂の出入り口へ向かった。

「ユウ?何処に行くんさ?」

「テメェには関係ねぇだろ」

そう答えると神田は食堂を出て行ってしまいラビは肩を落としアレンは再び食事に手を着け始めた。

「今度は何があったんさお前ら?」

「…別に…いつもの口喧嘩ですよ」

顔を逸らし頬を膨らませるアレンにラビは苦笑し隣に座り込み

「どーしたんさ?何か悩んでるんさ?」

お兄さんに言ってみるさ?とラビはアレンの頭を撫で

「…別に…」

「別にって事は無いさ?何かあったからユウと喧嘩したんだろ?」

「………」

頬を膨らませたまま黙るとラビはアレンの脇腹を擽り始め

「うりゃ!白状するさアレン!!」

「うわっ!ちょっ、ラビ!やめ…あはっあはははは!!!!」

「白状しなきゃずっとこうしてやるさ?!」

「い、いや!やめっ…あはははは!!ははははっ!!!;」

擽るラビの手から必死に逃げようとするがラビは足を絡め逃げられ無い様にし更にアレンを引き寄せ背後から抱き締める様な形にし擽り続けた。

「あはははは!も、ラビ!!あはっ、や、あはははは!!!!」

「白状する気になったさ〜?」

顔を覗き込めばアレンは涙目になりながらも激しく首を左右に振った。

―強情な所はユウそっくりさね…仕方無い…―

ふぅ…と息を履くとラビは擽っていた手を止めアレンは大きく息を吐き出した。

「はぁ…はぁ…;もう…いきなり擽るなんて卑怯ですよラ……」

振り向こうとした瞬間、股間にラビの手が伸びズボン越しに触られアレンは目を見開き肩を跳ねた。

「擽りが駄目ならこうするさ?」

「なっ…!!////;」

スルッと一撫でするとラビの手はそのままゆるゆるとアレン自身を擦りだしもう片手はシャツ越しに胸の突起を突っつき出した。

「ちょっ、ラビ!何、考えてるんです?!///;」

ここは食堂ですよ?!と付け足しながらアレンは首だけを振り返り

「俺は全然、構わないさ?素直に言わないアレンが悪いだけだし」

「そんな…ンゥッ!!///」

胸の突起と自身の尖端を同時に摘まれアレンは身を竦めると真っ赤になりラビの腕を掴んだ。

「ラビ…止めて…人が…っ///」

「大丈夫さ?ここはユウがいつも選んで座ってる場所なだけに人は余り来ないしこっちを見たりはしないさ?」

普段から人付き合いの悪い神田はいつも食事をする際には部屋の隅っこを選んでいる。
それに付き合いアレンもいつもその席で食事を共にしていた。

実際、ラビの言う通り広い食堂でこんな隅っこで食事をする団員は時々にしかおらず片指を折る程度の人数だ。

ある意味、こんな事をするには最適な場所とも言えるかもしれない。

「アレン、こんな所でこんな事された事、無いんさ?」

「ぅ…ふぅ…っ///」

「ズボン越しでも分かる位、もう硬くなってるさ」

「………っ////」

耳まで真っ赤になるとラビはクスッと笑い耳に唇を寄せ

「意外に興奮するさ?ユウ以外の男にこんな事をこんな所でされて…」

「……っ!!///」

灰色の瞳が大きく見開くとラビの手はズボンのファスナーを下ろし熱を持ち勃ち上がったアレン自身を取り出した。

「ひゃっ!!///」

暑かったズボンの中から外の冷気に曝されるとアレンは声を漏らし前に屈んだ。

「おっと…声は我慢した方がいいさ?じゃなきゃみんながこっちを見るさよ?」

「……ラビ…本当にやめ…んんっ!!///」

直に触れられるとアレンはビクつき手をテーブルに着き木製のそれに爪を立てうな垂れた。

「あ…くぅ…っ///」

「可愛いさアレン…」

目を細めながらラビは擦る手を止めず尖端から溢れ出す先走りを指に絡め撫で突起を指の間で挟んだ。

「んっ!あっ…ラビ…お願…止めて…っ///」

「じゃあちゃんと言うさ?何を悩んでるのか」

「…そ、それは…///;」

「それは?」

「………////」

再び黙り込むとラビは擦っていた手を止めアレンは思わず振り返り名残惜しむ様な表情をした。

「じゃあこうするさ?ちゃんと言えたらイかせてあげるさ」

「!!///;」

「このまま止めたらツライのはアレンさ?それとも…ツライままユウの所に行って楽にして貰える?」

「………ッ」

出来る訳が無い。
こんな状態で神田を探すのはツライし見つけたとしても何があってこうなったのか言える訳が無い。

正直に言っても神田が怒り狂う姿が目に見えている。

それを分かりきってて尋ねて来るラビは卑怯だとアレンは思った。
 
 
 
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