short*over

□☆I will love you forever.
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*南雲視点





俺達は決して仲間とは言えない



他でもない、ライバル








「フン……雑魚がいい気になるんじゃないよ」



「それはこっちの台詞だっての……」



「君には」

「お前には」





『絶対に負けない』







そう、これは偽り

ライバルに見せるためだけの、只の演技







誰も本当の俺達の関係を知る奴なんざ居ない





*****



「バーン………」



「ほら……今はお約束だろ?風介……」


俺の部屋に来た風介を名前で呼んで、頭を撫でる



風介はフフ、と笑うと俺に向き合った



「晴矢……」



少し照れくさそうに笑みを零した



今は晴矢と風介

昼間はバーンとガゼル



この関係を二者択一する事はまだ、出来ない



全てが終わった時には


絶対に前者になる。そう二人の中では決めていた




「ゴメンな……バーンの奴ガゼルにあんな態度とっちまった」




風介に今日の昼間の俺の行動を謝った


風介は首をブンブン横に振って、俺の頬に手を置いた


「ガゼルの方こそゴメンね……今日ずっと謝ろうと思ってた…」


「いいさ、俺等はどんな状況になっても離れる事なんかない……」



「晴矢……一番大好きだよ…一番、愛してる」


首に頬を擦り寄せて風介は俺に抱きついた




ああ、俺は何でこんなに幸せなんだろう



あんな面倒臭い状況を作らされても、全く窮屈に感じた事はない



逆に夜だけこのようにお互い裸の自分を見せられる


たまらなく幸福を感じていた



「俺も……風介……風介……お前しか居ないよ、俺には」




二人でしっかり抱き合った

お互いに、お互いしか必要としていない


その絶対的な関係があるからこそ、不安も、不満もない



「ん。ん?はる、や……ふ、ぅ…」


「風介………可愛い……」


お互いに舌を絡ませて、互いの体温を確かめ合った




俺は胡坐を掻いて、上から巻き付いている風介をしっかり抱く




腰を撫でると、自然と足を擦り寄せた



淫らな水音だけが響き、風介が小さな声でン…と言っていた



口を離せば物欲しげな目で、明らかに俺の事を煽っていた



「晴矢。もう……?」


「えぁ?」




風介が足に触れていたのは、自分の自身


ハーフパンツだけあって、勃っているのが良く分かる



「しょうがないだろぉー……ぅー……」



風介はクスクス笑うと、布越しに手で扱いてきた




「ハ……ァ、ちょ、風介……やべ、う」



おもむろに風介は扱いている。でも顔だけは不安気に、「ど、う?」と聞いてきた



「あ、いや……ちょ、た…タンマ……」


風介の腕を掴んだら、やっと動きを止めた




「え、い、痛かったか?」


「いや、逆逆!!もう達しそうだったっての…」 




そう言うと風介は安心したように安堵の溜め息をついた
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