short*over
□☆溢れる内声
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*晴矢視点
あれは思えば全部俺のせいだった
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「はぁ………うぁ…風……風…やべっ……」
「やだ、やぁ、抜い、抜いてよぉ!!晴矢ぁ!」
俺が酔っていたせいもあるだろう。酒が回っていて避妊具もナシにヤッてしまった
「晴矢、あ、ぁ!つけてな、あああ…!」
「……俺…も………出る………風……介…うぁ…!」
「駄目だって、駄目!や、あ、ぁ!ふ、ぁ……」
お構い無しに欲を吐き出した
風介の腹はドクドクと波打って、しばらくして治まった
「ひど、い…………」
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あの時の風介の顔は今でも忘れない
本当に何て最低な男だろう
大事な彼女を無理矢理犯して、子供作らせて、堕ろせなんて言って
俺はせっかく授かった、小さな命を踏み躙ろうとしてたのか
そうしたら、風介は、子供はどうなる?
最低だ、最低だ
「あ、れ?晴……矢、どうしたの?」
振り返ると、仲のいい親友のヒロトが心配そうに声を掛けていた
「ヒロト……今日家、泊めて、くれないか……?」
ヒロトは案の定驚きの表情を浮かべていた
当たり前だろう
元々ヒロトは俺と風介が同棲しているのを知っているから
でも家に今行ったところで、入れては貰えないだろう
「なにー?また喧嘩でもしたの?」
明るい口調で言われたが
「違う……」
「は?」
「違うんだ…俺が、俺のせいで!俺は」
「晴矢……取り敢えず話は俺の家でしよう…結構深刻そうだしね」