short*sweet

□何て事無い戯言
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「わた、しを置いて、行かないで、よ……ぅ、やだ、やだ」



いやはや呆れ果てている自分が居た


ただちょっとした冗談を言ってからかっただけなのだが……

ガゼルは本気にしているみたいだ




まあ、一種の愛情表現なのだが



「おい、聞けって、ガゼル、なあ」



ガゼルは首をブンブン横に振り、嫌々と耳を塞ぐ




少し冗談が過ぎてしまったな


後先後悔した



「聞けって!」



肩をガッと掴んでしまったみたいで、痛…と言ってガゼルは黙った







「あのーその、あれ嘘、だから……さぁ……えと……わりぃ………」





ただ、ガゼルの気をこちらに引き付けたかっただけだったのに



面倒臭い事にしてしまった

いや大体泣くとか想定外だったし




「ガゼル……さん……?」


「………………」




ああ、怖い怖い怖い


こういう時大抵キレて俺の腹に飛び蹴りかローリングソバットが飛んでくる





「ああ、そうかい」








!?












全く予想不可能






ガゼルはケロッと元に戻っていて、目尻は赤いままでも態度は普段通り




「まあ最初から気付いていたよ……だって君の口からそんな難しい言葉出てくるはずな」


「じゃあ何であんな大泣きしてたんだよ」


「…………ノーザン」


「ああ、分かったお前には何言っても駄目なわけね、そうかそうか」


あれもこれもガゼルには羞恥を隠すための行動のようだ








「はは、可愛い奴」





真っ赤なガゼルの美貌を背中に感じながら


ダッシュで部屋を出た







end





(^ω^;………
まあ駄文には突っ込みも入れられない程酷いという事ですね分かります
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