文
□反論さえ呑み込んで(円←飛)
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「キャプテン…」
アナタには他の人がいるなんて分かってた
でも俺はそんなことでアナタを諦められる程キレイな人間じゃない
だけどあの人からアナタを奪える程勇気がある人間でもない
だから…
「とび……っ!!」
狡い俺は何も言わず唇を重ねる
「ん………」
アナタのみんなを励ます言葉は大好きだけど拒絶の言葉なんて聞きたくないから唇を塞ぐ
深く 深く
反論さえ呑み込んで
キスをする
「飛鷹っ…!!」
あぁ アナタの思考の1%にでも俺が入り込めたらいいのに――
end
→あとがき