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□世界一可愛いキミ
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「あっ。」
隣にいた土門が短く声をあげた。
「どうしたんだ?」
「あの子、可愛くねぇ?」
土門が指差した方を見ると二人組の女の子が歩いていた。
「そうか?」
「ほら、右の子。」
小柄で黒のロングヘアー。
どちらの子も同じような格好をしていて顔は同じに見えた。
「ふーん。」
「ふーんって…風丸は可愛い子とか興味ねぇの?ほら、あのショートの子も可愛いじゃん。」
次に指差したのは背が高めで茶髪のショートの子だった。
俺はその手を掴んで耳元で囁いた。
「俺は隣にいるヤツが一番可愛いと思うけどな。」
「……バカ。」
耳まで赤くなった土門に一つキスをした
世界一可愛いキミ
end
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