文
□Lost prayer
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いつからだっけ
君を好きになったのは
そんなことを思い出せないくらい俺達はずっと一緒に居る。
一時君を騙して傍を離れたこともあったけど、俺は君のことを忘れる日はなかった。
それくらい君が好き。
君もきっと俺のこと好きだろう。
でも俺は日に日に増す想いを伝えるすべもなくて、ただ持て余して、動きだせなくて。
だって俺達は永遠がないことも失う恐怖もあまりに知り過ぎているから。
もうこれ以上望まないから、どうかこのかけがえのない瞬間を重ねられますように。
いつも いつも
今日が君の笑顔を見る最後の日にならないことを祈るんだ。
end
→あとがき