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□黄色とピンク
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「っはぁ、はぁ。」

鏡音レンです。
現在逃走中です。


「レンくぅ〜ん?何処へ行ったのかしらぁ〜?」

巡音ルカ。

「レーン、大人しく出てきなさぁーいっ!」

鏡音リン。

「ネギあげるからおいでー」

言わなくとも分かる、初音ミク

って、
ネギなんているかあー!

「レン君?」

ルカ姉に見つかった!

「ぁあらレン君何してるのぉ?ま、さ、か、一人でおな、」

「ってわあああああ!してないしてないしてないです!」

「え〜?本当の事をおっしゃいな。」

「本当です本当です本当ですううううう!」

「ルカ姉?レン見つかった?」

リンがルカに呼びかける。

「いいやぁ、いないわよ〜」

「そう?」

リンはそう言い残してパタパタと去っていく。


「まってよーリンー」

その後をミクが追う。

さぁて、とルカが呟いてレンに目を向ける。

「な、なんで、嘘…。」

レンがすこし戸惑いながらルカに尋ねた。

「本当の事言ったらあの二人来ちゃうでしょ?私がレン君を独り占め出来ないじゃないの。」

「…。」

「私、レン君の事、好きなの。ねぇ、遊びまし
ょう?」

ドクン、と心臓が跳ねる。

どうしたらいい?

動揺を隠せないまま、レンはルカに言う。

「…なに、するの、」

「何だなんてぇ!決まってるわよぉ〜!ナ、ニ、でしょぉ?」

…い!

まじ、
どうしたらいいんだ。


「さぁさレン君。私をお姉様とお呼びなさい。」

「…」

「さぁ。」

「…。」

言わない。
言わないぞ!
僕は、乗り切ってやる!

「ねぇレン君聞いてるの?」

レンの腕にルカの胸が当たる。

…は、
離れてくれ!

「レンくぅん?」


ルカは更に顔を近づけた。
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