【元カレ続編】今カレは、人気アイドル
□突然の嵐
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BBBBBBBBBB…
BBBBBBBBBB…
BBBBBBBBBB…
深夜、鳴りやまないケータイのバイブ音に
私は目を覚ました。
こんな時間に誰?
でも、日本時間は、今は昼間。
着信を見ると、親友の詩織だった。
ハルキとのことを知る、
唯一人の友人。
「誰?」
ハルキも、眠そうな目をこすりながら、
起きたようだ。
「詩織よ。どうしたんだろ」
詩織なら、
こっちの現地時間もわかっているはずだから、
ただ事ではない。
私は言い知れぬ不安にかられた。