君が望む永遠

□Trust
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「あーほらもーくっ付かないでよー」

「なつめがぁー樹がぁー」

「いやいやいや!俺この際関係ないじゃん!」

「アンタやってぇー見てたやーん」

「えぇえぇ!?」


晃にくっ付く蜜柑、それを苦笑しながら見つめるルカ。
その隣ではぼーっとしている棗に落ち込む樹。



「ねぇ、あれ棗じゃない?」

「その隣、あの晃ってヤツ?」

「ホント危険能力系の二人がここで何やってるのか……」





ヒソヒソと聞こえる声にイライラし始める。
ああもう。

来るんじゃなかった。

毎年学園祭ではやる事は無いし一人で回ってても何か悲しいだけなので部屋にこもっているのだけど。
任務回してもらえばよかったかな、なんて思ってたら中等部の、あの人。




「こら!何サボってんだ!!」

「つばさせんぱぁああぁああぁあい!」




勢い良く飛びついた蜜柑。
お、お嫁に行けないって…大げさな
わーお。
猿みたい(←

「あー、何かあった訳ね……。って晃じゃん!」

「よ!」


軽ーく手を挙げた。
だってあれですよ、先輩ですよ。
え?何時からそんな常識人間になったかって?
酷いな最初からだよチクショウ。


「何?ウチのRPG試しにきてくれたのか?」

何だコイツ?


あ、心の声聞こえましたー
棗さーん!

「行くぞ、ルカ。樹」


スタスタ行ってしまった棗。
樹に関しては落ち込んでまわりにキノコが生えてます。







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