Drop
□君だけが
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依令が眠ってから二ヶ月が経った。
皆彼と知り合ったばっかりだった為か、すぐに笑顔が戻ってくる。
「......音梦、今日棗の兄が帰ってくるらしいよ」
「.....え?」
数年前に“留学”と言う嘘をついて長期任務に出た棗の双子の兄。
何も知らなかった私は、彼が出てから知らされた。
「何時..それ」
「今日だよ、三時頃だって」
現在午後二時半。
何もする事はないし、行ってみようかな。
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