Drop

□君だけが
1ページ/6ページ






依令が眠ってから二ヶ月が経った。
皆彼と知り合ったばっかりだった為か、すぐに笑顔が戻ってくる。


「......音梦、今日棗の兄が帰ってくるらしいよ」

「.....え?」



数年前に“留学”と言う嘘をついて長期任務に出た棗の双子の兄。
何も知らなかった私は、彼が出てから知らされた。


「何時..それ」

「今日だよ、三時頃だって」


現在午後二時半。
何もする事はないし、行ってみようかな。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ