君が望む永遠
□Desire
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「お前、この一年間何処行ってた?」
廊下に響くのは、不機嫌な声。
その声を発したのは黒髪の少年。
その少年の隣には金髪のウサギを持った少年が。
その二人が見つめているのは、同じく黒髪の少年。
「だーかーらー!留学行ってたんだって、なっちゃん!」
「なっちゃんヤメロ、本当に留学だったんだな?」
「うん!留学中でした!!」
見つめられている一人の少年が微笑むと、安心したように二人の少年も微笑んだ。
「「おかえり」」
それは、暗い夜のことでした。
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