君が望む永遠
□Pulse
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「怪我の治療をお願いします!!」
「この子は陸先生に…………!」
慌ただしい病院に、もっと慌ただしい教師が走ってきた。
その隣には、栗色の髪をした少女。
「樹君達が誘拐されて………!」
「はぁ!?何時それ!?」
「………昨日だけど………。知らなかったの?」
「知らないし!!誰も言ってくれなかったし!!」
存在感が薄いのだろうか、私は。
蛍………、否流架も教えてくれてもよかったような………。
「それで、何で私が?」
「まず……、治療をお願いします!!」
オイオイオイオイオイ。
生徒に治療させるか普通。
まぁ、仕様がないと考え指定された場所へと向かった。
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