君が望む永遠
□Cry
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「お前は馬鹿か、何で泣いてる」
「な、んで...だろ」
「どれだけ任務してる」
「.....さ、ぁ」
「話せ。」
「眠い、....棗」
眠い、と言うより身体がだるい。
嘘ではないのだけれど、半分は逃げている自分が居る。
「今日はここに居る」
「.....」
棗に背を向けて、どうしても逃れられない事を知った。
言わなければ、彼は俺の負担を減らすために任務を増やす。言ってしまっても、同じこと。
それでも、たとえ、死んでも....
「ただ、ね。護りたいだけ」
あの時助けてくれた彼女の為。
君たちを忘れ、学園のことを忘れた俺の罪を償う為。
妹の為。
死んでも、護りたい、そう
思っているだけ