Others
□I am dying I have a pain in it, and to hurt
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「トクサ、泣いてるの?」
夢の中か、幻想の中か、ただ白く何も無い空間で少女はそう私に問うた。
何を聞いているんだ、彼女は。
泣いていませんよ、そう答える前に彼女は私の体を抱き寄せていた。
「痛いの痛いの、とんでいけ」
「何を....しているんですか」
「トクサが泣いているの。とても辛そうな顔をしているのよ。」
そう言い、小さく微笑んだ。
そしてやっと感じた頬に伝う何か。
あれ、どうして私は泣いているんだろう。
「これからは、ずっと一緒よ。
私と、貴方は」
「.......そう、ですね」
I am dying I have a pain in it, and to hurt
痛くて痛くて堪らない
やっと気付いた、致命傷