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□たぶん、君には勝てません
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「ねぇ、ねぇ、神田。何でそんなに強いの?」

「鍛え方が違ェんだよ、馬鹿野郎」

「えぇーーー」


鍛錬場。
全くと言って良いほどに呼吸を乱していない青年と、汗だくでこれでもか、と言うほどに呼吸を乱した少女。
その光景を笑いながら鑑賞するのはラビ、アレン、マリ、リンクにミランダ。


「うぅうー...」

「諦めろ、オマエがオレに勝とうなんざ10年早い」

「くそう、バ神田め...」

「あァ!?」

「嘘です、すみません、すみません、すみません」


未だ勝てない組み手、鍛え方が違うのか、これでも結構訓練してるのに。
余裕の表情を浮かべて、神田はアレンと組む。


「何でだろうね、勝てないや」

「諦めないで練習すれば大丈夫さ!」

「....結構してるのになぁ」




たぶん、君には勝てません
貴方を護ることさえ
 

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