源平ラバーズ

□バレンタイン小話(義仲)続編
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義仲様はチョコレートを、なぜか私の口の中に押し込む



次の瞬間その意味が明らかになった




私の口の中に入ったチョコレートをまさぐるように、義仲様は舌を巡らせる




「んっ…」




チョコレートを探り当てても直ぐにご自身の口に運ばず、私の舌を絡ませ堪能している



「はぁっ……んっ……」



どれくらいその状態が続いたのか



いつの間にか、私の口の中のチョコレートはなくなっていた



チョコレートが無くなったにも関わらず、義仲様の舌はまだ私の舌を弄ぶ



「んっ…んんっ……」



私の声だけが部屋に響く



やっと、舌の遊びを終わらせた義仲様は、私を抱き寄せた状態を保ちながら、顔を覗きこむ



「物欲しそうな顔しやがって………」



「そんなっ!!」




義仲様の指摘に、私は顔を背けた


正直、先ほどの動作で、私の体が熱を帯びてきているのは事実だった



それをいとも簡単に見破られてしまうなんて



恥じらっている私の首筋に義仲様の唇の感触が襲ってきた



顔を背けた私の首筋が無防備になっていたのだ



「あっ…」



私の体が反応してビクっとする



その動きを楽しむように、義仲様は首筋をなぞり始める



「あぁ…ん」



義仲様は、私の着物の襟に手をかけ、強引にはだけさせ胸元を露にし、首筋をなぞっていた唇を、胸へと動かして行く



「よ、義仲様…ダメです…」



「聞こえねぇな…」




私の抵抗も虚しく、さらに義仲様は着物を剥ぎ取っていき、一糸纏わぬ姿にされてしまった




あまりの恥ずかしさに、両手で胸元と下腹部を隠した。しかし、義仲様も自身の着物を脱ぐと紐を私の腕に巻き付け、柱にくくりつけた




「義仲様…恥ずかしいです」




「その顔、たまんねぇな。そそるぜ」



義仲様は、私の羞恥の顔を見た瞬間、関を切ったように、体を貪り始めた



両手で乳房を揉みしだき、舌を使って乳房の突起を何度も堪能する


「あぁぁっっ……ん」



その間に手は、腰をなぞり、秘部へと向かう


たどり着いた指先は、秘部を弄ぶ



「いゃっ…ぁ…」




「いやって言う割に……濡れてるぜ、静」



もっと指先の動きが激しくなり、卑猥な音が股の間から聞こえてくる



「あぁぁっ…ん…」



私は、もう快楽の扉が開かれようとしていた




「そろそろ、入れるぞ、静」



義仲様の顔が妖艶さを増した
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