源平ラバーズ

□バレンタイン小話(義仲)続編
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二人が出ていかれる姿をぼーっと見ていると、義仲様が、強引に私の顎を掴んだ


「俺様の女なら、口移しで菓子を食わせてくれんだろ?」



「えぇっ!」



反論の間もなく、義仲様は片方の腕で私の腰に手を回し抱き寄せた



息がかかるほど近い距離




義仲様は、私の顎を掴んでいた手を一旦離し、包を開け、チョコレートを一粒私にくわえさせた




「早く食わせろよ…」



義仲様に言われるがまま



私はチョコレート、義仲様の口に運んだ
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